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「さっむー!」
外の気温はもはや凶器のようで、耐え難いことこの上ない。
そんな攻撃に耐えているのだから、独り言くらい許して貰おう。
一人暮らしの冷えきった部屋に暖房をつけ、とりあえず風呂に向かう。
熱いシャワーを浴びなければ、家に帰ってきた気がしない。
「今日のテレビって何が―――――きゃー!」
「…………ちっ」
「ちょ、え?んな、え?あんた、え?」
この寒い中、ほとんど下着姿で固まっている私は、風呂場のドア――――の隙間を凝視せざるえない。
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