愛の花ビラ

転校生

『……』

想像以上に可愛いから、

僕は固まっていた。

「なーに、お前固まってんだよ？」

隣の席の光が笑いながら話かけてくる。

その時ザビエル頭が、

「はい。静かに～」

クラスが静まった。

「今日からみんなと一緒のクラスで過ごす、立花さんです。みんな仲良くしてくださいね。さて、立花さんから簡単な自己紹介をしてもらいましょう！」

「はい。」

お姫様が返事をした。

声も可愛い。

「初めまして。今日から皆さんと同じクラスで過ごす事になった、立花葵です。よろしくお願いいたします!!仲良くしてくださいね。」

この瞬間、

俺は気付いた。

一目惚れってこの感じかと。