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「!!
何故、貴方は私の名前を知っている?」
ハッと我に返り何故か私の名前を知っている自らを鬼という彼に問う。
「我はお主が生まれたときから見守っていた。姿は刀になっていたがずっと見ていたんだ。」
信じがたいことだがこれまでのありえないことがあったと思うとそんなことがあっても不思議じゃない。
そんな考えを巡らせていると琥鬼の体がフラッとふらついた。
とっさに琥鬼の体を支えた。
「大丈夫…なわけないね……。」
琥鬼は息を切らして苦しそうだ。
どうしてこうなってしまったのかわからない私は一度琥鬼を座らせた。
…―もしかして……。
琥鬼がなぜ苦しんでいるのか一つの仮定が浮かんだ。
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