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その仮定とは琥鬼は私の血で目覚めることができたと言った。刀の状態だったとき最初の血では足りず私はまた血を垂らした。
ということは刀のときはあれで足りたが本来の姿ではまだ血が足りていないのではないだろうか?
あくまで仮定だから断定はできない。でも…もしそうだったらまた琥鬼が弱っていってしまう。
「血が必要なの?」
もう琥鬼の苦しそうな姿をみてられなくて声をかけていた。
「そなたの予測どうりだ。この体にはまだ血が足りない。」
苦しそうなまま答える琥鬼。てか、私の質問答えてないし読心術ですか?このヤロー。
もういい。琥鬼の前では何があっても不思議じゃないんだ。うん。そうだ。そうなんだ。
「いや。それは違うぞ?我にもできぬことはたくさんある。」
・・・;;
「もうわかったからさ…。心読むの暫くやめようか?(黒笑)」
うむを言わせない笑みを浮かべながら考え込んだ。
あーもうっ!!さっきまでのシリアスはどこに行ったのよ!!琥鬼なんてさっきの苦しそうな様子はどこにいったのよ。
「お主を見ていたら元気になりそうだな。」
ニコニコしながら話しかける琥鬼に怒りを覚えたのは気のせいではないだろう。
「?!」
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