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「陽人ぉー、なんでうちのことはそんな風に考えてくれへんの?」
真由美が大学の学食で僕を見つけ声をかけてきてからかれこれ30分はたった。
大学三年生の秋。
全てが憂鬱に感じるこの時期。
僕の頼んだカレーライスはすでに皿の上から僕の胃へと移動した。
「もぅお前ウザイって…」
真由美の声すらもやっぱり憂鬱になる。それを僕は適当に半笑いで返す。
「冷たいなぁ。そんな嫌がらんでええやん。」
真由美はあからさまに嫌な顔はせず笑っていたけど目は笑っていなかった。
「前みたいにただ抱いてくれるだけでいいって言うてるだけやで。」
あっけらかんと体の関係だけを求めて来る真由美はその豊満な胸の谷間をVネックのセーターから覗かせて僕を誘惑してくる。
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