今の僕。

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真由美は、学校内と言わず歩けば男なら誰もが振り返るような、セクシーな女の子でそれを自分も分かっているのだろう。 自分の見せ方を分かっている美人だ。 「うちはただヤリたいだけじゃないで。前はええよ、って言ってたのに最近ちっともやし心配してんねやで。彼女のことは分かるけど…」 「あはは(笑)  気にしないでよ。今はそんな気分じゃないってだけ。」 気まずい空気。 僕はこれ以上耐えられない。 「まぁ、前が遊び過ぎてただけなんだから大丈夫だよ。 あ、そろそろ行く時間だし、また。」 一方的に真由美との会話を終わらせる。 真由美は嫌な顔と言うより可哀相なものを見る目で僕を見て、それ以上何も言わなかった。 そう、僕は大丈夫。 大丈夫じゃないのは、僕の彼女なだけなんだ。
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