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こんなに早く
大切な人を失う
とは思っていなかった。
できるなら戻りたい。
僕らの
出会った
あの頃に。
どこにでもある高校。
どこにでもあるクラス。
その中にどこにでもいる僕がいる。
しかし、そんな僕には
みんなに言えない秘密がある。
それは………
「アイドルに恋してる」
ってこと。
周りはあまり
知らない。
そんなことを
自分から周りに
言ってしまえば
「えー、アイドル
好きなの~?」
とか
「キモい」
などとアイドルに
偏見を持っている
者たちに罵声を
浴びせられ、
自分のこの好きという
気持ちに汚れたものが
ついてしまうのが
明らかだから
周りにはあまりには
言っていない。
「キンコンカンコーン」
今日の授業終了の
チャイムがなった。
(今日も1日やっと終わった…)
などと考えていた
ところだった。
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