第一章

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とうとうこの日に なってしまった。 オーディション当日。 佐藤は周りに 言いふらして いたのでみんなに 応援されていた。 僕は何も言ってなかったので周りは何も言ってこなかった。 今回のオーディションはメディアにはあまり公表していないが事務所的には相当力が入ってるらしく、面接だけで採用か不採用かが決まってしまう、シビアな仕組みになっていた。 噂ではG'sのメンバーも 何人か審査員として やって来るらしい… そんなことを聞いて 単純な僕は俄然やる気に なった。 面接。 僕と佐藤は違う グループに 分けられた。 最後まで励まし合おうと思っていたので、未だ緊張がほぐれずにいた。 (あぁもう無理だよ…) そして僕の番が 回ってきた。
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