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そうは思ったが、実際この話題は僕も興味がある。
もちろん妹が変な男に引っ掛かっていようが、そんなことは関係ない。
お嬢様計画のためだ。
「い……いないよ」
しばらく沈黙という名の気まずさが、僕ら3人の間に舞い降りた。
――いないとは思わなかった
兄としての本音だ。
シスコンや身内贔屓ではないが、妹は可愛い部類に入ると思う。
「何がダメなんだ…」
「は?」
思わず呟いた言葉を、耳へ拾い上げたのは充だった。
「いや、何でも」
僕はため息を吐いた。
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