第2章 雨

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「あ、そう言えば!」 気まずさの原因―充か僕かはイマイチ曖昧なので、妹になすりつける―は、またも突然大きな声をだした。 「どした?」 「何だ?」 充と僕は、そんな妹に顔を向ける。 「さっき2人が荷物中に運んでる時に、綺麗なお姉さんが来てね」 妹よ。 そういう大事なことは、すぐに言わないか。 「綺麗なお姉さん…?」 充が首を傾げたのを見た僕は、不思議に思って聞いてみた。 「どうした?」
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