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?「おい!遅ぇよ!」
俺とアンダーソンが着いた先には4人の男女が待ちくたびれた様子で立っていた。
?「ハァ、だから、早く来てって言ったのに…」
さっき呼びに来たIQ250超え坊やがぼやいている…
何か異様に悲しい…
?「遅いですよ、隊長!てか、隣にいる薄汚い社会の屑みたいな男は誰ですか?」
ガハッ…いきなり本質を見抜いてきた。
侮れん女だ(笑)
アンダーソン「いやぁ、すまん、すまん。この社会の底辺にいる男と話込んでしまってな。テヘッ(笑)」
さらっと、けなされた気がする…
?「気持ち悪いです。その男も隊長も…」
俺の心に深い傷が出来た…こうゆう、扱いには慣れてるけどな…
そう思うと余計に悲しくなった…
「…とにかく、自己紹介からな。」
俺は見逃さなかったアンダーソンの目にキラリと光るものがあるのを…
?「私の名前は、金原弥生(カナハラヤヨイ)。
計画作戦員としてTTBに配属されました。宜しく。」
?「僕の名前は伊集院学(イジュウインマナブ)です。12歳ですが、一応大学まで卒業しています。
技術開発員としてTTBに配属されました。宜しくお願いします。」
「ちょ、12歳!?普通なら小学6年生じゃん?」
学「飛び級を重ねました。」
俺、高卒…
?「俺の名は黒原覇里(クロハラハサト)。
特攻員としてTTBに配属された。馴れ合う気は無い。」
「感じ悪…」
覇里「何だと?」
「何にも無いです…」
学「カッコ悪…」
「・・・」
アンダーソン「次、由利。」
?「初めまして、鈴木由利です。
射撃援護員としてTTBに配属されました。宜しくお願いします。」
「鈴木って、まさか?」
由利「はい。鈴木アンダーソンの娘です。」
「ま、マジ?」
アンダーソン「ああ、マジだぞ。」
「嘘だ…こんな父親からあんな娘が生まれるなんて…」
アンダーソン「どうゆう意味だ?」
「ジャキッ」
俺に銃口が向いている…
「すみません…」
アンダーソン「次、高原。」
「俺の名前は高原太悟で~す。自宅警備員やってました(笑)宜しく!」
皆から冷ややかな視線が刺さる…
「…皆自己紹介はすんだな。俺は…必要ないか。
よし、各自解散。高原は残れ!」
えっ、ちょ、俺も帰りたい
皆が帰って行くよ…
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