『翼の折れた天使』~もし俺が二ーローだったら~

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アンダーソン「…皆行ったな。」 「ちょ、早くしてくれません?マイホームが俺を呼んでるんですけど…」 アンダーソン「えっ?言ってなかったっけ?家には帰れねぇよ。 これからは、この施設内で生活してもらう。」 「なっ、ふざけんじゃねぇよ! 俺の両親に捜索届け出させる気か!?」 アンダーソン「事前にお前の両親には同意とっている。 ほら同意書!丁寧に印鑑まで押してあるだろ。」 「…マジかよ?」 アンダーソン「マジだぜ。お前の母さん言ってたぞ、[就職出来るならどうぞ連れていって下さい。不甲斐ない息子ですが、どうぞ宜しくお願いいたします …いない方が都合が良いぜ。ヒャハハハハハハ!]って。」 「…最後の部分はフィクションだよな? フィクションだと言ってくれ頼む!俺に残された理解者は両親だけなんだ!俺の希望を奪わないでくれ!!!」 アンダーソン「確かに小声だが言っていた。 ありゃあ、だいぶ病んでるな…。お前への日頃のストレスが溜まっていたんだろう。 精神病院連れていった方がいいだろうな…。」 「…帰ったら家ごと消し飛ばしてやる…」 アンダーソン「だから、帰れねぇよ!」 「・・・」 アンダーソン「…まあ、帰れるとしたら本当にそんな事が出来るようになっているな…」 「ん?何か言ったか?」 アンダーソン「いや、何も言ってない…。 それとな、お前を残した理由だがな、あれだ、あれ、お前だけ明日5時にここに再集合な!」 「5時!?起きれねぇよ!しかも、俺だけ!?ニートだからか!?社会の底辺だからか!?酷いよ!俺だって、ゴキブリだって必死に生きてるんだ!!!」 アンダーソン「ああ、そうだな。もう、夜の9時だ。部屋に行って寝ろ!」 「9時って!?俺は小学生ですか!?てか、俺の部屋何処だよ?」 アンダーソン「…適当に行ってりゃ着くだろ。扉に名前書いてるから。」 「着かねぇよ!適当過ぎだろ!」 アンダーソン「まあ俺、寝るから。じゃ、明日5時に。時間厳守だぞ!1秒でも遅れたら永遠の眠りに就かせてやるから。じゃあな。」 アンダーソンは直ぐ前にあった部屋に入って行った。んっ?ちょっと待てよ…あいつ自分の部屋の前集合にしやがった! 俺したことが、何という失態を…wwwwwwwww
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