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その後俺は自分の部屋を5時間かかって探し出した…
「ハァ、ハァ、ハァ…無駄に広すぎんだよ!この施設!!!ハァ、ハァ、ハァ…
やっと、寝れる…」
俺が部屋の扉を開けようとすると、
「ガチッ」
んっ?
「ガチッ…ガチッ、ガチッ、ガチッ、ガチッ…」
開かない…だと!?
鍵が…鍵が閉まっている…
「俺は何の為にここまで来たんだ~!!!」
多分、俺の悲痛な叫びは施設中に響きわたっただろう…
「アンダーソンの部屋に行かねぇと…」
俺はフラフラと歩き出した…
・・・・・・・・
道を覚えていたにも関わらず2時間もかかってアンダーソンの部屋に着いた。
「ゴンゴンゴン」
アンダーソン「ちょっと待て!」
部屋の中から声がした。
んっ?まだ起きていたのか?
アンダーソン「お~っす。時間きかっりだな。本当に来れるとはな…」
扉が開いてアンダーソンが話かけてきた…
時間きかっり?
どうゆう事だ?
…そうか…そうゆう事か。
分からない読者の皆は考えてみてくれ…
俺の部屋に着くのにかかった時間はおよそ5時間。
アンダーソンの部屋に着くのにかかった時間はおよそ2時間…そして、出発したのはおよそ10時だ。
そう、今の時刻は5時きっかりだ!
アンダーソン「目の下にすげぇくまが出来てるぞ。眠れなかったのか?」
「鍵が…鍵が無かった…」
アンダーソン「・・・」
アンダーソンはポケットの中を探った…
アンダーソン「…何か…その…な、すまない…」
「・・・」
アンダーソン「…じゃ、行くか…ついてこい。」
「・・・」
アンダーソン「…ハァ、重症だな、こりゃあ…。
これ飲んで目ぇ覚ませ!」
「ヒュッ!…パシッ!」
俺はアンダーソンの投げた小瓶をキャッチした。
アンダーソン「学特製栄養剤ドリンク[メガバキ]だ。」
「…[メガシャキ]じゃねぇの?」
俺は今にも消えそうな声で言った。
アンダーソン「いいから、早く飲め!」
「ゴクゴクゴクッ…」
…体に…体に力が…力が戻ってくる…
「復活っ!!!」
アンダーソン「そりゃあ、良かった。早く行くぞ!」
「おう!!!」
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