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八九寺真宵は小学生で僕の友達である。
とかなんとか言い出してみると、
僕と八九寺のパーソナルを比較、検証した後
大抵の人はなんかもう居た堪れない気分になるような
視線を僕にぶつけてくるだろうと思う。
それに対して僕はこの国に戦争や紛争ような暴力がなく、
平和であるという対外的な名目に反する治安のよくない情勢を嘆くべきなのか
それとも自分自身の外見に対して嘆けばいいのかわからないところだが。
しかし、嘘は言ってないし偽ってもない。
真実を隠蔽したわけでも歪曲させた訳でもない。
ただただそれは真実で現実で事実なのだ。
僕は八九寺真宵を道端で見かければ気軽に声をかけるし、
その逆だってよくあることで、
直接問うたことはないけれど僕達は確かに友達だった。
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