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すべての始まりは8年前。 「ほら優美、新しいお父さんよ?」 お母さんがニコニコな顔でしらない男の人と腕をくんでいた。 新しいお父さん。 私は笑ってお父さんに抱きついた。 これ以上ない笑顔で「お父さん」と言った。 でも小学生ながらにこう思ってた。 イナクナレ お父さんとお母さんと私で小さなアパートにすんでいた。 部屋数がすくないにも関わらず私の真横で二人は抱き合ってた。 バレないように、絶対に声をださないように私はそのたんびに泣いた。 、
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