俺と私。

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7時30分 『やべーな…遅刻じゃね?いっかな…休んじゃっていっかな?…』 バンッ 「…起きろ誠。次は当てるぞ」 部屋の扉が勢いよくあき バンッと音がした瞬間 誠の枕には 穴が空いていた。 『…いやいやいや。何してんだ母さん。』 「今何時だと思ってんだクソガキ。」 扉の前に立つ黒髪ロングの美人は俺の母。 佐久間 亜樹 そして 母が持つ拳銃は 母の愛用の『拳くん』だ。 「早く起きないと拳くんが暴れるわよ」 暴れているのは母だと思うのだが… これ以上 部屋の物が壊れるのは勘弁だ。 俺は 布団から出て 制服に着替えた。 「…あんた、女子制服は?」 『ん?あー…替えて貰った』 俺が着ているのは 男子の制服。一年の頃は 一年女子制服だったが スカートの下にジャージきていくぐらいなら… 『男子制服のが楽じゃね?』 っという発想にたどりついたわけだ。 『あきらかに可哀相な物みる目で見ないでくれる母さん。』 「通常の娘が欲しかったわ」 8時 佐久間誠。 自宅出発。 『いってきまーす』
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