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ピピピ…ピピピ
……バンッ!!
『うわっ!ヤッベ!』
目覚ましを叩きながら
ボクは叫んだ
小鳥のさえずりでゆっくりと起きる
そんな余裕など微塵もない
起きた瞬間に、まるで映画の早送りのように忙しなく1日が始まる
いつもと変わらない朝、いつもギリギリだ
昔は、もっと華やかな人生をおくるものだと勝手に思っていた
バリバリ働き
金を、たんまり稼いで
いい女
いい車
みんなからの尊敬と称賛の声
が、しかし
現実は、あまりにも残酷で辛い
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