始まり

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愛人だった母には、父親の亡くなった事は知らされる事はなく いつものように、大好きだった花をもって見舞いに行った時は、部屋のベッドは綺麗に片付けられていた 亡くなった事を知り、母は放心状態だった 今だに、あの時の顔はどう表現すればいいのか解らない まるで、世界が終わり魂が抜けていく こんな母を見るのは、とてつもなく辛かった
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