253人が本棚に入れています
本棚に追加
夏も終わりかけた8月の終わりに俺と彰は学校に呼び出しを食らった。
「・・・俺ら、なんか悪いことしたか?」
必死で夏休みあった出来事を振り返り心当たりを探す。
「う~ん、夜中に爆竹鳴らしながら住宅地通ったこともあったし・・・海で水着のねぇちゃん達写真撮ったのとかぐらいじゃね?」
思えば、この夏休みは部活からも解放され羽目を外しすぎたかもしれない。そんなことを考えてるうちに学校に着いてしまった。
「おぉ~い、新垣!千葉!こっちだ。」
職員室の窓から手招きをしている先生のもとへ向かう。
「今日はなんでしょうか?何か悪いことでも・・・しましたか?」
「ん?お前らその悪いことに心当たりでもあるのか?今日は進路だよ。進路!」
ホッと胸を撫で下ろす俺と彰だった。
「まあ、職員室の中にでも入ってこい。中は涼しいぞ!」
先生にそう言われ俺と彰は職員室に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!