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中に入るやいなや、俺をいきなり出迎えたのは受付嬢らしき女性。
ウホッ♪なかなかどうして可愛いじゃありませんか♪♪
「ようこそおいで下さいました。本日はどのようなご用件でしょうか?」
受付嬢のお姉さんはそう俺に満面の営業スマイル。
「あ、えっとぉ……バイトの面接に来た相模っていうもんなんですが……?」
俺がそう言うと受付嬢のお姉さんは相変わらずの営業スマイルっぷりで話しを続けます。
「……かしこまりました。それではこの建物の5階がその面接会場となっておりますので、是非頑張って来て下さいね♪」
「はは、どうも……」
あぁ、やっぱり何だか妙に息苦しいスマイルですね、ああいうのは。
で、まぁエレベーターに乗り込み5階のボタンを押した俺。
「ロストウィイイインドッ!!!」
「………え?」
俺がボタンを押した瞬間に、エレベーターからあるまじき音声が聞こえました。
「……い、一体さっきのは……?」
そんな疑問をまた抱きつつ5階に着いてエレベーターを降りると、すぐ目の前に面接会場の入り口がありました。
「ここですかっと……」
口では余裕を持たせてみるものの、心臓の方は多忙しの様子。
そんな動悸を堪えながら遂に面接会場にゴールイン。
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