序章:出会い
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しばらくの沈黙の後、少女はすっと手を伸ばし、何も無い世界の一点を指射した。 「……あっちに行きたいの?」 少女は頷く。 「なら……僕が君の行きたい場所に着くまで君を助けるって約束するよ……駄目かな?」 ちらとみた少女の顔は嬉しそうに微笑んで。 ゆっくりと頷いた。
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