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そしてその日の夕方。
学校も終わり地元に帰ってくると駅でその子が待っていた。
夕方はもう寒く風も強いそんな中で。
自分が近づいて行くと朝と同じように恥ずかしそうな顔している。
自分は車で駅まで来ていたのですぐに車に乗せた。
その子は不安そうにしていたが自分はこれ以上寒い思いさせたくないという気持ちがあった。
車すぐに温まるからっと言ってエンジンをかけた。
そして温かい飲み物でもと思いその子に聞く。
今持ってるのと同じのでいいかな⁉
缶貸して捨ててくるからと言ってその子の空き缶を受け取った。
その缶はとても冷たくなっていた。
この子何時間待ってたんだろう⁉それにいつもの電車に乗らないと遅刻するんじゃないか⁉自分が遅れたせいでいつもの電車乗れなかったんだもんなぁ⤵と思いながら帰ってきた。
その子に温かい飲み物を渡し自分から話しだした。
[今日学校遅刻したんじゃない。オレの責任だねごめん]と謝った。
その子は普段から遅刻多いから大丈夫だと言う。
嘘を言っているのはすぐにわかる毎日同じ電車だから。
車も温かくなったころその子が口を開いた。
[返事いいですか⁉]っと心配そうな声で話す。
自分は今日の1日を振り返って考えた。
この子の気持ちになって考えた。
そして…
[ちょっと話聞いてくれる⁉]っと言って昔の彼女の話をした。
その子は自分の話を聞き終わると
[いい話しですね。私もそのくらい人好きになりたいです。…ちょっとだけなってるかな…]
とうつむいて話した。
今度は自分が答えた…
[こんな過去があったからまだ…
君の今日の1日の行動みてればどういう子かだいたい解った。
すぐにその…彼女・彼氏とかは無理だから友達からお願いします‼]と答えた。
その子はとても嬉しそうにそして小さいガッツポーズをした。そして…
[やっぱり思ったとおりの人でした。ありがとうございます⁉あと…私のこと呼び捨てでお願いします😃]
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