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海があんなにも輝いていたのは、
夜空を流れていく沢山の星なんかじゃなくて、
たった一つの月のおかげだった。
ブーンくんの言葉の通り、
『私がずっと求めていたもの』は、
見上げていた空ではなく、
すぐ近くの足元にあった。
それでも。
足元の『それ』が見えたのは、
月が足元を照らしてくれていたから。
川*^ー^川 oO(あの真ん丸なお月様、本当にブーンくんに似てたね)
短くなった前髪から覗くこの島の景色が、
こんなにも綺麗だってことを気付けたのは
誰でもない。
ただ一人の真ん丸お月様の言葉だったのだ・・・
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