~桜 美凜~

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そんな考え事をしてる間に、いつの間にか学校につき、入学式が始まっていたらしい。 「という訳で、皆さんには勉学にスポーツに素晴らしい青春をー」 ありきたりな校長の話が続く。 「……長いなぁ…」 どこの校長というのも、話は無駄に長いものらしい。 私はうんざりしながら呟いた。 「長いと思うなら、終わらせればいいんじゃないか?」 「はは、そんな事出来る訳ないじゃない。」 「出来るとも。僕がやってみせよう。」 ん?おかしいな。 あたし今、誰と会話してたんだっけ? 一応声のする方を振り向いてみた。
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