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ザブザブザブ
「はぁ~!なんて、気持ちいいの…?」
スコーン!!
「痛いっ…!な、何!?」
『何?じゃない!今、いつだと思っているんだ!?』
「ひえぇーん!じゅ、授業中ですっ…。うぅ…。」
クスクス・・・
キーンコーン
「はぁー、疲れたよぉ」
「あははっ!さっすが輝」
「笑うなんて、ひどいよぉ…。友美ぃ…」
「アハハ!ごめん、ごめん」
「もおぉ~」
私は、頬をぷうっと膨らませた。
こんな調子で、一日が終わった。
「ただいまー!って、誰も居ないジャン」
ピラッ
メモを見つけ、見てみる。
輝へ
母さんと、父さんは仕事のために水際公園に居ます😆5時ぴったりに弁当を買ってもってきてね♥
「なんで、ハートマーク?」
と、いいつつ別に悪い気もせずに、弁当を買いに行った。
『850円です』
あ、どうしよう。お金忘れたぁ。
最近、本当にツイてない。
『はい。850円ですね。』
見たこともないような、とても魅力的な女性がいた。そう、まるで、人魚のような。また、人魚の方に繋がっちゃった。
「ぁ、ぁの…。」
「シーッ!静かに。」
口に手を当てながら、愛らしくウインクしてる。
店の外にでた後、弁当を渡してくれた。
「ぁの、買ってもらって申し訳ないですが、どなたですか?」
「ひ・み・つ♥」
と、いいつつ何かをメモ帳に書きはじめた。
「何書いてるんですか?」「はい。私のメアド♥」
とても綺麗な文字で書かれていた。
「あ、時間なので、それじゃあ…さようなら!また、連絡しますね!!」
「はーい♥」
手を振って別れた。
「本当に、人魚かと思ったよ…。」
やっと水際公園に着いた。「ぁれ…。母さんは…?」『あ、輝!遅い、遅い!』
「もぉ!せっかく持ってきてあげたのにぃ。」
『ごめんごめん。ありがとう。』
「はいっ!じゃぁ、帰るからね!今日は特番あるし」『うん、分かったわ。母さんは、8時に帰るから。』
「あれ?父さんは?」
『フッ…。』
「ほえ?」
『あ、父さんなら、マグロとりに行ったから、1ヶ月ぐらい帰ってこないって。』「ぁ、うん!分かったぁ」
ー私は、まだこの時、本当の意味をしらなかった。ー
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