chapter1~霹靂の姫~

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(柿山聡、能力はワープ系の類い) 紅は聡を見ながら分析していた、そして隣で机にパソコンを乗せて椅子に座っている生徒を見て告げる。 「細かい分析頼むわよ、早紀」 早紀と呼ばれた生徒はショートでアホ毛がトレードマークの女生徒だった。 「了解だよ里香ちん!」 敬礼して彼女特製のゴーグルを付けてパソコンのキーボードに手を添える。 「左手は添えるだけ、左手は」 「早~紀ちゃん、真面目にやりましょうね~」 里香は笑顔で早紀のこめかみをぐりぐりしていた 。 しかしテストが始まったため里香は手を話し早紀は集中しはじめる。 聡の目の前には直径1mの水球が現れる。 「それではその円の範囲だけで10秒間それらを躱してみせろ」 聡は真剣な表情になり合図を待つ。 「それでは始め!」 水球は聡に向かい始める。 (速度はバラバラて事は動いてもあんま意味ないやないか) と自分に言い聞かせながら立っていた場所から移動する。 それを見ていた生徒はテレポートを使う聡を見て驚いていた。 そんな中雅騎と亮は段々待つのが面倒になり学校の外を歩いていた。
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