chapter1~霹靂の姫~

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聡は全てを躱しきったあと最後に上空から迫る水球をテレポートで学校のプールへと飛ばし終了した。 「よし、帰ってもいいぞ」 それを聞くと聡はテレポートで直ぐに消えてしまった。 「全く……次は武山亮……武山亮!はよ出てこんかっ!!」 しかし誰も反応せず碕宮がもう一度叫ぼうとすると一人の生徒が叫ぶように言った。 「あのー!もしかしたらさっき学校の外に出ていったのがその人かもしれません」 「ほぅ、そのほかは?」 その生徒は碕宮がものすごい威圧感に怖じけづくが続けた。 「えーっと……もう一人白髪の生徒も出て行きました」 碕宮は不気味に笑い始めたため里香が話し始める。 「今日はその二人だけだから帰っても良いわよ」 それを聞いた生徒はそそくさと全員帰ってもいった。 里香も早紀を連れてさっさと歩き始め校舎へと消えていった。 そんな中不気味に笑っている碕宮は呟く。 「覚えておけ、くそ餓鬼ども」 それだけ言い残して彼女もまたグラウンドから去っていった。 びくっと雅騎と亮は震えると寒気を覚えた。 その時目の前で5、6人に囲まれている生徒を見つけた。
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