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その集団は女の子をナンパしていた。
「ねーねー遊ぼうぜ~」
「こんなお兄さん達とは中々遊べないよ~」
「カモーーンッ!!」
絡まれている女生徒はただぼぉーっと無視をしていた。
それを見ながら歩いていた雅騎と亮はそれを横目に通りすぎようとしたとき不意に声をかけられた。
「あれ~?雅騎君じゃ~ん」
女生徒を囲んでいた男どもは声をかけられた雅騎と亮の方を向く。
「じゃーな雅っち!」
「えっ!」
亮は絡まれるのが面倒なのか風のように消えてしまった。
取り残された雅騎は冷や汗を垂らしながら男どもを見る。
「と、とりあえず危険っすからその女の子から離れた方が良いっすよ」
それだけを残し雅騎は走り出す。
「ちょっと、待ちなさいよ!!」
女生徒も雅騎を追って走り出す。
それを見ていた同じ学校の生徒はキャー!とか先輩に彼氏が!とか噂をしていた。
男どもは逃がさまいと追い掛けるがそれに立ち塞がるように突然緑髪の男性が現れた。
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