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勿論悟は翔を追いかけるが、全力で悟から逃げる翔に悟はそう簡単に追い付けるわけもなく、徐々に距離が出来てきた。
だが、翔大好き人間の悟は早く翔と喋りたくて、抱き締めたくて、押し倒したくて、悟も全力で走った。
すでに息が上がっていた翔は、近くにある空き部屋に勢いよく入った。
ガチャッ
はぁはぁはぁはぁ……。
つーかあいつが黄色い声援浴びてたのかよ…。
勿論あいつってのは悟なんだけどね。
ふぅー…―――っ!?
翔の目の前には可愛い男の子が格好良いイケメン美男子に押し倒されていた。
「うわあぁぁぁぁぁああーっ!!?ごめんなさい!すいません!」
そう言いつつも、翔は顔がニヤけていた。
生BLひゃっほーい!
やっと見れたぜ!
生きてて良かったー!!
すると可愛い男の子が格好良いイケメン美男子を押し退けて、恥ずかしがりながらも空き部屋から急いで出ていった。
「チッ」
黒いオーラを放ちながら格好良いイケメン美男子は話し掛けてきた。
「お前何ニヤけてんの?」
「ななな何でもないっす!」
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