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「俺吸血鬼だから……日光当たるとヤバイんだよ!」
吸血鬼はかなり必死で男がカーテンを開けるのを思い止めさせようとした。
「吸血鬼?ふざけてるのか!そんなものいるはずないだろいたら嬉しいけど!」
男はカーテンを開けた。射し込む日光が吸血鬼の足元を照らした時、
「ギャアアアア!!!」
吸血鬼の足は燃え盛った。
「うぉぉぉぉ!?!」
男も叫ぶ。
「カーテン閉めてぇぇぇ!あと水ぅぅぅ!」
「わわわわかったぁ!」
その後二人の全力の消化活動により吸血鬼の命と男の家は灰にならずにすんだ。
「ゼェゼェ……吸血鬼って、本当か?」
「ハァハァ……本当。」
「……ここまで燃え盛るものなのか?」
「……俺今弱ってて。」
「……ふーん。」
しばらく二人は黙ったまま息をおさめていた。
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