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曲:きらきら星
歌:舟川 薫
チラチラ舞う桜の星よ
見上げれば散らう
この夜の春よ
チラチラ光るこの世の星よ
星に瞬きしては
ボク等は祈る
らららら
ら・ららら
星に願いを…―
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薫はカバー曲を
作詞し、歌うのが好きだった。
ピアノできらきら星を演奏し、高い歌声で
ハーモニーに合わせて星に歌を捧げる
お星様、ボクの声が
聞こえてますか？
ボクの声が
聴こえてますか？
ボクは、ずっと祈るから
叶うまで歌い願い続けます
再び手を合わせて祈る。
薫は元の場所に戻り
窓枠を握り、登る。
ひざを付き部屋に降り立つ。
音を立てない様窓をゆっくり閉めた。
そして冷めきってしまった
布団の中へ潜り
『おやすみなさい』と
窓に向かって言った。
カーテンは敢えて閉めず開けて寝る。
窓は微かに照り綺麗だった。
薫は、瞳を閉じ眠りについた。
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