砂漠タワー

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歩き。 まだ30代なのだが普段、車移動を繰り返す私にとって歩くという行為はとてもきつい。 危ないな…。 意識が朦朧としてきた。 蜃気楼などは見えないが、視界が歪む。 (はやく進まないと) バタン 私は意識を失った。 …ん……ん… うわぁ!!! 顔を這っていたものも急いで振り払った。 蠍だろうか…いや脚が4本しかない。まるで見たことの無い生命体である。 その生命体はしばらくして砂面へと潜っていった。 おや。そういえば…涼しい。 今は何時だ。 ふと上を見上げた私はその異様な光景に驚愕した。
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