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まあ、魔族からしたらただの虐殺だしね。
恨まれるのは仕方ないかな・・・
「殺してやる。」
瞬間彼女は魔力を練り始める。
うゎ、さすがお姫様半端ない魔力。
僕なんか一瞬でお陀仏だね。
「まあ、落ち着いてよ、かわいいお顔が台無しだよ。」
「・・・ご主人様、それ、あおってるようにしか聞こえませんよ。」
分かってるさ、僕だって分かってるよ、だけどこうでもないとシリアスになってしまうではないか。
それだけは何としても避けなくてはならない。
「憎き我敵を消しされ、アポカリプス!」
・・・はい、闇属性の頂点に位置する魔法ですね。
「ご、ご主人様、これは不味いんじゃ・・・」
そんな不安げなレヴィに僕は笑顔で返す。
「大丈夫だよ。」
「ご主人様・・・そうですよね仮にも私の契約者ですもんね!」
僕を完全に信頼している声。
だから僕は答えなくちゃならない。
「うん、レヴィ、来世でまた会おう。」
「はい!・・・ってええ!来世!来世なんですか!」
「あぁ、これ確実に死ぬよ、むしろオーバーキルだよ・・・」
そうして僕は闇にのまれた。
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