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「う~ん、コレ良く切れそうだな。」
もらっていこう!
僕がナイフで指をチョンチョンと突くと予想以上に鋭かったのか血が出てきてしまった。
すると、ナイフが光りだした。
やべ、まずった。
コレ、魔剣の類じゃね?
あぁ~どうしようかと考えていると僕しかいないはずの空間に声が響いた。
「おかえりなさいませ。ご主人様!」
ご、ご主人様だと、メイドか、このナイフはメイドなのか?
だとしたらグッジョブ僕。
「君の名前は?」
「私の名はレーヴァテインです。」
・・・神話の武器を引き当ててしまった。
それも上等な奴。
っていうか、そんなのただの盗人の僕に使えるわけなくね。
よし捨てよう、今すぐ捨てよう、うん強すぎる力は災いのもとだって昨日会ったおじいさんが言ってたし。
そうして僕はナイフを投げ捨てる。
「あっ、何するんですか?」
聞こえない、聞こえない、ナイフが喋るわけないんだ。
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