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「ここまで言ったらもう分かっちゃうよね?」
「いえ、全く。」
「全然分からないわ。」
・・・何で分かんないんだろこの人たちは?
もうfat○って言ったら投影魔術でしょ!
まぁ、僕にはそんな高等なものは使えないけどね。
「使えないものを言わないでください!」
「だって、普通に話したら面白くないんだもん・・・」
「面白さを求めてるわけじゃないわよ。」
「そうですよ、話してください。」
「分かったよ・・・」
そうして僕は昔の話をする態勢に入る。
「これは昔の話です。少年には誰一人として近づこうとする者はいませんでした。・・・」
「「・・・」」
うん、二人とも静かに聞いているようだし、僕も昔話の中に浸るとするよ。
切なく、悲しい、哀れで無力な少年の話しの中にね・・・
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