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「よし、早速だがレヴィに頼みたいことがある。」
「何でしょうか?」
「この中で一番価値があるお宝ってどれ?」
「・・・あの、もしかしてご主人様は泥棒さんですか?」
「失礼な、僕をそんなものと一緒にするな!」
「で、ですよね~、ご主人様が泥棒さんな訳ないですよね。」
安心したようにレヴィは言う。
「あぁ、僕は怪盗だ!」
「な、何が違うんですか!」
「ほら、あれだよ泥棒だとなんか汚いだろ、泥付いてるしさ、その点怪盗だと高貴なイメージじゃん?」
「もう、勝手にしてください・・・」
なんかレヴィが落ち込んでいるが気にしない。
「はぁ、私の封印を解いたのがこんな人だったなんて。」
なんか、ムカッとくるんですけど。
「あんな、簡単な方法だからだろ。」
「いえ、ちゃんと条件があるんですよ。」
「何だよそれ?」
「はい、欲望にまみれて心が汚れきった17の少年の血が必要なんです。」
うゎ、なんつーピンポイント。
ってか、心が汚れきってるって傷つくんだけど・・・
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