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今から18分前に、新羅から家に真っ黒な小包が届いた。
…見るからに怪しいじゃないか。なんだこれ。
16分前。
臨也が小包をリビングに置いて、ココアを飲みながら新羅に電話する。
『もしもし?』
「もしもし、新羅?」
『あ、小包届い「ズーッ」人が話してるときに何かしら飲むの辞めてよ。』
「そりゃ悪かった。で、この黒いのなぁに?」
『あぁ、それ、僕からの誕生日プ「ズーッ…あっつい!!」だからやめろって。ていうか猫舌?』
「ばれた?」
『で、誕生日おめでとう』
「あ、よく覚えててくれたね。ま、俺は永遠の【ピー】歳だけど。」
『今のは君の女性ファンには聞せられないね…』
「え?なんで?別に【ピー】でも【バキューン】でも良くない?」
『もういい。じゃあね。』
「あ、じゃあね~」
あ、中身聞くの忘れた。
ま、いいや。
俺は火傷した舌を何となく噛んでみた。
痛かった。
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