不死魂～ふしだま～

はじめに

3日後…

今僕達は富士山を目指して電車に乗っている。
この3日間鬼ごっこを勝ち抜くための計画を考え、物もたくさん用意した。
重い物はスポーツ万能で力持ちな薫が持ち、軽い物は僕と結衣が持っている。

「…にしてもこんなに持ってくる事なかったんじゃねぇか？これかなり重いぜ？」

「しょうがないよ、薫。富士山はすごい広いんだから。それに鬼ごっこだし、テントは張れないから寝袋とかが必要になるから物は多くなっちゃうよ。」

「あれぇ～体力だけが取り柄の薫がもうギブアップなの～？」
「…💢…んなわけねぇだろっ！」

電車は富士山近くに到着した。
「よ～し、集合場所はどこだぁ～？？」

「ここから富士の樹海の中を5㌔㍍くらい歩くんだよ」

「5㌔～！？？…はぁ…」

「フフッ…がんばれ薫～！」

「…💢」