はじめに

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しばらく歩き、ようやく樹海の入口が見えてきた。 「本当にこの入口で合ってんのか?入口ならたくさんあるだろ?」 「『億鬼』と書いてある立て札のある入口に行けばいいんだって。そこから会場までロープが繋がってるらしいよ。」 「じゃあの入口で合ってんのか…。立て札あるし…あそこに立ってる人も参加する人か?」 その立て札の横に全身真っ暗な服を着た人が立っていた。 勇気をだして僕は話しかけてみた。 「…あの…あなたも参加するのですか?」 「えっ!…あっ!」 その人は樹海の中に消えていった。 「たぶん参加する人だろうね」 「なんで逃げたのかな?」 「まぁ俺達も行こうぜ!」 薫の言葉で3人は樹海の中に入って行った。
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