プロローグ

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切なげに散る桜を見ていると ポロッ 涙が不意に溢れて来た。 拭っても拭っても 涙は頬伝い、 止めたいと思うほど 溢れ出した。 どうして桜は散るのだろう... どうして俺の想いは届かないのだろう... 涙で滲んだ空は ピンクと重なり青くはなかった。 「今日の空は青いですか?」 その声に俺はまた空を見上げたんだ。
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