1人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「朱音?今日うち泊まりにこん?」
目の前には同じクラスの女の子。
今日は金曜日ということもあり、
教室では泊まりや遊びの約束が交わされる
あたし、
木下朱音もそんな1人だった。
でも、金曜日の夜は塾に通っていた。
『ごめんね?』
と笑顔で言えば他の子を探してあたしの元を離れていく。
誰とでも別け隔てなく接する性格のお陰で友達は多かったと思う。
しかし、親友と呼べる子はいなかった。
こんな性格でこの先親友なんて出来るのかな--...
.
最初のコメントを投稿しよう!