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『あ゙ぁぁぁぁ--...』
塾の休み時間、あたしは伸びをしながら机に顔をつけた。
「お前、ほんまに女かよ(笑)」
そういってあたしの頭を叩いてきたのは
塾で知り合った真田雅樹だった
雅樹は明るく人当たりがいいため、塾でも雅樹のまわりには常に人がいっぱいいた。
雅樹の隣にいるのは
雅樹の親友、尾崎涼太。
彼は、人見知りな性格で
心を開いた人にしか本音を話さないという雅樹と真逆の性格だった。
あたしも、涼太が心を開いてくれたのはほんの最近の事だった。
あたし達は休み時間の度に3人で集まっていた。
女の子と過ごさんの?と思うかも知れないが
あたしの通っていた塾は
クラスが11人の小さなクラスで女の子はあたし1人だった。
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