トワよ永久に…

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「しゃーないなあ。」 俺は雫の隣に しゃがみ込んで、 同じ目線で その場所を 見つめた… トワが眠ってる 何もない地面を… 「グスン…連アリガトウ」 雫の顔は涙で ぐちゃぐちゃやった 「気の済むまで いたらいーからな」 煙草に火をつけて 気持ちを落ち着かした その煙はゆっくりと 空へ登っていった。 その煙を見つめ 昔の記憶が 甦る… 小さい頃に 母親が死んだ 俺と同じで 心臓が弱かった 俺を妊娠した時に回りからは 反対されたんやと 母親が死んでしまう 直前に聞いた。 母親にとって 出産する事は 命がけやったんや。
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