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「いや、無理だから。俺、神じゃないから」
当然ノーと言う俺。すると金髪の青年はキョトンとすると、何かを思い出した様な顔をする。
「そういえば、オマエは目覚めたばかりだったなwwwオイwwww麗菜wwwww」
「…はい」
金髪の青年に呼ばれる女の子。
「このバカ面したガキに“アレ”を差し上げなさいwww」
「…はい」
金髪の青年が指示すると、女の子はポケットからドクロが数珠の様に繋がったシルバーブレスレットを取り出す。後、誰がバカ面だ、自慢の金髪を毛根から引き千切るぞ。
「…これ…付けて」
女の子はブレスレットを俺に差し出した。
「なんで?」
「…いいから」
俺が何故かと聞くと女の子は話を逸らす。よく分からんが禍々しいブレスレットを右手首に付けてみた。
するとどうだろう、周りで吹き荒れていた暴風が一瞬で止んだ。
「おぉ、テラ摩訶不思議アドベンチャー…」
俺はいつも通りに戻った夜空を見上げる。
「今だwww引っ捕らえろwwww」
「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」
「ゑ!?( ゚Д゚)」←俺
突然の金髪の青年の合図で、俺は大量の警察官に押さえつけられる。
「イタタタタタッ!警察の捕縛術イタイ!!地面にうつ伏せにして片手を後ろに回すのヤメテ!!!もっと優しくして!!!!」
そして、俺は手錠を掛けられてタイーホ。
「ちょ!ざけんな!!何故に俺が逮捕されるの!?訳を言えクソ金パ!!!」
俺は抵抗して、パトカーに乗せられる一歩手前まで踏ん張る。
「いいから早く乗れよks」
俺は金髪の青年に足蹴にされ、パトカーにブチ込まれる。
「ちょ!ちょちょちょちょ!!ええええええええええええええええええええ!!!」
騒いでいる俺をスルーして走り出したパトカー。
こうして、俺の平凡な日常は狂い始めた。
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