13人が本棚に入れています
本棚に追加
「は?」
さっきなんて言ったこの金パ?俺が台風?とうとう夢と現実の区別が着かなくなってしまったのか…。可哀想に…。
この人には地球の裏側でひっそりと暮らして欲しい。同じ大地を踏みたくない程に関わりたくない。
「だ~か~ら、オマエは災害なのwww平たく言えば超能力者wwww」
警察署で何言ってんの?正に突っ走る電波的青年。まぁ、言いたい事を言いますと…
「イテェエエエエエエエエエエエエエエエエ!コイツITEEEEEEEEEEEEEEEE!!誰か!!!緊急オペを!!!!この子をICU(集中治療室)に連れてって!!!!!」
あまりの痛さに俺、発狂。ここまで痛い奴は初めて見た。
「ちょwwwうるせぇwwww少し落ち着けwwwww」
「来るな!痛い子菌が移る!!」
「ウゼェwww」
しばらく騒いでいると、いきなり沢山の警察官が部屋に入って来て、俺にのしかかる感じで取り押さえる。
「ちょ!何オマエ等!?新種のピ○ミンですか!!?とりあえず、重いからのしかかるな!!もうオマエ等、引っこ抜いてキノコみたいなモンスターの餌にするぞゴルァ!!!」
「どうかなさいましたか!?WSOの長官殿!!」
「あ…いや、只の雑談だからwww離してあげてwwww」
俺に謝りもせず、平然と帰っていく警察官達。
「死ね!氏ねじゃなくて死ね!!」
俺は警察官に心を込めて死んでくれと願う。
「なんだよアイツ等!?」
「オマエの言った通り、アレは新種のピク○ン達だwww」
「あぁ、納得♪」
青年の誰もが納得する力説を聞きながら、俺はパイプ椅子に座り直し、クシャクシャになった髪の毛を簡単に手で整える。
「なぁ、いきなり俺に超能力とかあると言われても何の信憑性もないんだけど…」
俺は少し間を置いて、青年の痛い話に乗ってみた。
最初のコメントを投稿しよう!