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突然 現れた霧と
真っ白なおじいさんに
お兄さんは驚きましたが、
ただ現れたことに驚いていたのではありません
その おじいさんからは
他の人たちとは違う雰囲気が
漂っていて
まわりの霧のように
冷たく重たいのでした
お兄さんが
動けないでいると
「坊や…、
魔法の鏡を知ってるかい?」
と、しゃがれた声で
おじいさんが尋ねてきました
顔は長い髪でよくわかりませんでしたが
不気味に笑っているように見えました
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