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ｻﾞｻﾞｰﾝ
町外れの小さな港に着いた私は
小さな小瓶を握り締める
小さな頃に、貴方と話したね
レ｢リン知ってる？
この港にね、
願い事を小瓶に入れて
流すとその願いが叶うって｣
リ｢そうなんだ…!
レンは、何をお願いするの？｣
レ｢内緒だよーっ｣
私はその頃
"いつまでもレンと一緒にいられますように"
なんて、願い事を小瓶に入れて流したのを覚えている
だから、今も…
私は、その小瓶を海に流した
全て、終わった後
後悔するのはすべて終わった後
なにかに気づくのも終わった後
今更こんな事を願いに込めて
流しても、それが叶うなんて、思ってはいない
昔の事を思うと涙が溢れた
君が死んでしまった日
私は我が儘ばかりだった
それでも君は何でも叶えてくれて
すべて私が始めた事
だけど、もう後悔したって遅いんだ
そして私はその港で
願いを込め
その場に倒れ込んだ―――…
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