緑の娘と青の王子

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リ「…暇」 レ「え…?」 首を傾げて僕は不思議そうに王女をみた リ「暇…暇、そうだわ 隣国に行きましょう カイト様に会えるかも知れないわ」 そう、カイトとは隣国の王子... リンの婚約者なのである レ「で…ですが、王女」 だが、王女が国に直接いったら、 騒ぎになるかもしれない リ「大丈夫よ レンが何とかしてくれるでしょう?」 お願いと言わんばかりに僕をみた レ「…仕方ありませんね…」 そう言うと、王女を普通の女の子に見えるように ワンピース、顔と髪がかくれる帽子をかぶせた そして隣国に着くと… ザワザワ… ここの人達は、みんな笑っている 幸せそうに…。 そして風がふくと、僕の目の前には、花が舞った ?「す…すみません、花…当たりませんでしたか…?」 そう、緑の綺麗な髪をした女の子が、 こちらにやってきた そして、僕は恋に落ちたのだった ?「ミク――…はやく」 そして、青い髪をした男が、ミク…と言った女の子を呼んだ ミ「あ…今行くわ 本当にごめんなさい… また、会えたら」 また綺麗なくらいの微笑みを浮かべて、 少女は去っていく よく見れば、相手はカイト… 思わず、ため息をした それを、 嫉妬心で溢れた 王女の気など知らずに―――… .
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