争いからの思い

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そして、その日がやってきた 僕は緑の国を 兵士と一緒に攻めた あの人を 探しながら…。 ミ「っ…れ…ん、」 あの人をみつけた 自然と、ナイフを持つ手が震える それをみたあの人は、悟ったように僕に近づいた レ「め…なさい、ごめ…っなさっ…」 泣きそうになるのを堪えて、呟いて 愛しい人を殺す、なんて だから、なかなか出来なくて そう考えていると あの人は僕の手を包み ナイフを、自分の心臓に突き立てた レ「………っ!!」 そして、心臓に刺さる瞬間、 ミ「……ありがとう…」 そう、君が呟いた気がした… そしてあの人は 近くの井戸に落ちていった あれ、どうしてだろう 涙が 止まらない どうしても、止まらないんだ 悲しくて 愛しい人が自分の手でしんだ 自害した なんて事をしたのだろうか だけど、王女が幸せならば それで、いい…。 .
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