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私の王国が攻められた
黄の王国によって――…
なら、レンは?
レンは何処にいるの?
そう思いながら、何故か自然に彼の姿を探した
死にたいの?
そう誰かの声が聞こえた気がする
それにえぇと返した
そしてレンの姿をみつけた時は、
彼は悲しそうな目をしていた
そして、近寄ると彼は泣きそうな顔で謝っていた
ああ、やはり同じね
そう、心から思った
自分の想いに気がついたのが、今だなんて
皮肉ね
そして私は、彼の手をつつみナイフを突き立てるの
そして
ありがとう
なんて言った
抜け出せる
使命から…。
自分から逃げていた
そう、自分…から
聞こえたかな?
レン
愛していました
少し笑みを浮かべて、ナイフを心臓に刺す
そして私は井戸に落ちていく―――…。
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